レフティ

pigret

2020年02月12日 09:56



去る日曜日、スプーンバトル最初の1目を釣るべく房総にてひたすらキャストを繰り返していたのだが、サカナのサの字も見当たらず撃沈して帰ってきた、、、多少の違和感を感じながら、、、

自分は普段ベイトキャストで右投げ右巻き・・・要は右で投げて左手に持ち替え右手で巻く、、、という最もオーソドックスなスタイルなのだが、例えば



↑これは以前の写真だが、このような場所で堤防の裏に投げ込む場合、どうしても右手でバックハンドキャストをする必要がある。バックハンドキャストと言っても目の前に堤防の高い壁があるわけだから当然振り幅は小さいキャストしか出来ない。

ましてやフリップ等はあり得ないし、多少効果的なのはティップを使ったスパイラルキャストか?

そう考えてるうちに「なんだ、死角を埋めるんだったら左でキャストすればいーじゃん?」って事になり右手で壁に掴まりながら左でキャストしてた次第(笑)

最後の港では爆風の中、精度を上げるためにひたすら左でキャスト・・・なぁーんだ普通に決まるやん。

しかし、翌月曜日、よせばいーのに、、、

「左でフリップ出来たら右に障害物有っても、、、例えばヤンバルの源流入っても、、、めちゃくちゃアドバンテージやんか?」

そんなバカなこと思いつき、、、とりあえず投げてみることに( ̄▽ ̄;)

グレート鱒レンジャーマッジョーラカラーにRevo ALC-BF7をセットし3gシンカーを付ける。ブレーキはキャスコン締めれば多少楽なのはわかるが現場では右左持ち替えてのキャストになるだろうから0セットのまま、マグネットブレーキもそのままでのトライ、、、

↑とか書くとめちゃ格好いいのだが

現実は甘くなかった・・・リリースポイントがわからず、黒いゴムシンカーは何度も天井にぶつかり、あらぬ方向に飛んではバックラッシュの連続、、、20回投げても的にしているヨドバシボックスに当たることは無かった(泣)

右で出来ることが左で出来ない、、、まぁ当たり前のことかもしれないがその余りの差に落ち込んだ。

うーん、、、何かが足りない、足りないんだ。本当に左で投げる理由。左手ですると感覚が違うんだよね、、、ってそーじゃなくて!

そうだ目標を達成するためにはその設定が必要に違いない。

そう、設定・・・6年ほど前の夜、両国橋を自転車で渡っていたときに携帯イジりながら運転してたヤツに追突されて宙を舞った事がある(実話)、そうあの時吹っ飛んで道路に叩きつけられ、上からチャリのホイールが降ってきたよなー、、、よし、その後後続車に右手の指を轢かれて二度とロッドを持つことが出来なくなった事にしよう。

春の声も聞こえてきた頃、ぼーっと外を眺めながら、、、「あーもう一度釣りしたい」動かない右手を見ながらそう呟いた・・・ということにしておいて

もう左しかない。あのヤンバルの渓を目指すためには左しかないんだ!!巻くだけなら右でなんとかなる!!

そこから特訓が始まったのであった。1日でキャストすること1200回。解いたバックラは300回近いだろう。

スタンスも色々変えて800を数える頃には少なくとも天井に当たったりすることは無くなった。10回に1回はヨドバシボックスにも入るようになる。

そこまでやるならスパイラルで良くね?という声も聞こえてきそうだが、スパイラルとフリップは根本的に違う・・・いや、フリップがしたいの!フリップがいーの!!ただそれだけ!!!ww

休日の早朝から日が暮れるまで右手を封印して1200発。結果は、、、うーんなんとなく、、、やっぱり才能ないんかな?これが源流だったら間違いなくルアーロストの嵐だな

まーでもあんだけバックラ解いたんだから何らかの習得はあったに違いない。

うわぁ、左肩痛い、、、翌朝起きてみれば左の握力無くなってる。

気を取り直して始業前に50発ほど撃ってみれば、半分くらいは決まるように、、、でも半分ぢゃだめなんよ・・・8割以上決まらんと悲しい現実が待ってるわけね。

ということで、ひきがね同盟の意地、しばらく右手は封印する事にしました(爆)



おばちゃんの続きはまた次回に( ̄▽ ̄;)

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