僕がJointer Beams blanc sierra 5.2UL Equalityを買った訳

pigret

2020年08月19日 12:22



フイッシュマンと言えばご存知の通り赤塚ケンイチ氏が代表を務めるベイト専門のロッドメーカーである。最近ではインクスレーベルの加来匠氏とコラボしてオリジナルのライトゲームロッドを供給したりもしててスピニング一辺倒だった分野にサクッとメスを入れたり興味深い。

自分は特にこのブランドに思い入れがあるわけでもなく、ただ昨年発売されたテレスコ、、、そうBeams X-pan 43LTSに興味があり初めて手に取ったのがきっかけ。



Beams X-pan 43LTS・・・フイッシュマンは4軸カーボンを最大のウリとしてロッドを制作しているのだがこれもテレスコのくせに同じような構成で作られている。テレスコロッドと言えば入れ子式な訳で当然バット部が太く硬くなるためファーストアクションになりがちだがこれは違う。



ベントカーブは綺麗なレギュラーアクションでピン撃ちすれば低い弾道できっちり決まる、、、それもそのはずロッドアクションだけでなく43LTSとか言って長さは普通の43と同じなのだがグリップ部は他のロッドの倍くらい長い、、、おかげでブランクスは実際のところ3ftもないもんだから、、、そりゃピンスポットには決まりやすいはずね(笑)

で、この43LTSだが実は釣りに持っていったことが無い。「えー釣り竿買って釣りに持っていかないなんてありえなーい!」とかいう声も聞こえて来そうだがとにかく一度も持っていったことはないのだw

まず、いつも行く釣り場ではテレスコである必要がない・・・となると活躍の場は旅行先となるのだがそこでも短すぎて釣りモノを選ぶようになる、、、オマケにフイッシュマンのYouTubeで紹介されてるようなバットパワーは実際のところ無く、不意の大物への対応は至って難しいかと、、、となると自宅ピン撃ち専用機になってしまうのだがそこは餅屋であまりに優秀ゆえツマラナイ・・・正直鱒レン振ってた方が楽しいww

まー色々言ってもフイッシュマンというロッドメーカーと出会わせてくれた1本には間違いないのだ。ただクセが無さ過ぎて(→誰でも使える)自分は触らなくなってしまったというだけ

で、やっぱり実用性のある1本が欲しくなる。前から良いなーと思ってた同じくフィッシュマンのBeams blanc sierra 5.2UL、、、ムチのようにしなりしっかり的を射る。3ピースのパックロッドで旅行にも持っていきやすいし・・・し、しかし仕舞い寸が62cmで航空機持ち込み出来るサイズを僅かだか2cm超えてる、、、



お、惜しい、、、惜しすぎる( ̄▽ ̄;)

ということでマイ欲しい物リストに5.2ULは入って無かったのだが、2月に沖縄のT君から

「ジョインターから均等継ぎのブランシエラ5.2UL Equalityが発売されてますよ」

とかいう聞かなければ良かった情報を頂いて悶々とした日々を送っていたわけである。あ、「ジョインター」つーのはアウトドアショップWILD-1のオリジナルブランドね。フイッシュマンは今回WILD-1とコラボしたって事ですね(去年からコラボしてたらしい)

そう何故悶々かって??そりゃそーでしょ、コロナ禍になって栃木の工場からはバイ菌扱いされ出入り禁止。おかげで工場のすぐ近くにあるWILD-1にも行けず、、、ネットでは色んなとこの残り在庫数見ては「はーーっ」と溜息をつく始末。

あーさわりてー

均等にしたって事はグリップパートが長くなってオリジナルのブランシエラ5.2に比べバット部が強くなってることは容易に想像できる。仕舞寸は55.5cmで機内持ち込みも没問題。だけどよぉ〜〜、、、触ってみない事にはなんも納得出来なくない?

43LTSが約3万円、ブランシエラ5.2ULが4.4万円、、、いやフイッシュマンだもの高いよね。1本の値段で鱒レン何本買えるんだ?とかやっちゃいけない比較もしたくなるわねぇ・・・だからこそ買ってから「しまったー!!」とかは絶対にあかんのね。

で、とりあえず手には入れたいのでステイホームの中せっせとmercariとヤフオクを駆使して使わなくなった船用のロッドやロッドホルダー等々を売りまくった。勿論もう使わないであろう43LTSもその中にある、、、まーネットで品切れ入荷待ちだったからか言い値ですぐ売れたけど(笑)



そうやって5万円という金を手に入れコロナも落ち着いた7月某日満を持してお台場のWILD-1へ。ここは栃木よりも大型のお店で在庫も安定している。それでもジョインターコラボのブランシエラ5.2ULは在庫1本のみ・・・でも、オリジナルのブランシエラ5.2ULと均等継ぎのジョインターモデルを比べられるとこなんか他にはない。ワクワクしながら店に乗り込んだのだけど平日ってのもあって客は写真の2人しか居ない。店員さんもバスケットコート4面くらいんとこに4人くらい?



釣りコーナーの場所だけ聞いて初めて入るお台場店を田舎もんよろしくキョドってました(笑)

で、実際先ほどの2モデルを嘗め回すように触ってみると、、、テイップセクションはまーまー一緒だけど、オリジナルはやっぱりトラウト向き、ジョインターは海にも十分耐えられるバットパワーを持つことが良くわかった。

例えればオリジナルは50シーバスまで、ジョインターは60アップまで対応可能、、、とか言えばわかりやすいだろうか?

勿論ロッドなんて強くなければいけないと言うわけではないし、マルチアングルなキャストともなれば4軸カーボンの弾性が生きたオリジナルの方が圧倒的に有利だよね。



Equalityのテイップカーブはこんな感じでオリジナルよりはやんわり風?まーまだまだ耐えそうだけどちょっと怖い(笑)

釣りモノは別として投げてて楽しいのはオリジナル、場所を選ばないオールラウンダーはジョインターモデルってところが結論だな。



そうそう、デザインは無骨なオリジナルに比べ和風にバンブー柄をあしらったジョインターが自分的には好きかも?



ブランシエラマークとジョインターマークを合わせて継ぐとこなんかすげーイカしてる!!

買ったのは当然機内持ち込みの出来るJointer Beams blanc Sierra 5.2UL Equality。帰ってからシンカー付けてキャストしてみれば、、、そりゃもう言うこと無しっす。長いくせに43LTSに比べたらしっかり超低弾道でシュート出来るしスポットにもバッチリ決まる。参考になったかどうかはわからんけど買って損の無いロッドだと言うことはよくわかりました( ̄▽ ̄)



で、先日の釣行でとりあえず魂は入ったと思う。35cmロウニンなんか掛けるとウハウハ楽しめます。どんなツッコミも軽くいなしてくれる楽しいロッドであるのは間違いありません( ̄▽ ̄)

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